某TV番組企画の打ち合わせのため、東京のナイトシーンを変えた男、佐藤としひろ氏とご対面となった。
私がパンクでテクノな大学生の頃は「ツバキハウス」の店長であられ、ファッション業界にどっぷり浸っていた頃には「クラブD」「玉椿」「トゥーリア」「ADコロシアム」・・・大変お世話になった。
そして、私の人生を変えた、芝浦「GOLD」社長だった佐藤氏。
佐藤氏が18歳で山形から上京してきて現在(55歳)に至るまで、遊び場を通して一貫して貫かれたコンセプトは、「若い人と大人のMIX」であり「業界・業種のMIX」、「全てのMIX」であるということ。
ナンパな箱ではなく、文化性を創るにはすべてがミックスされなければならない、と。
'68年にオープンした赤坂「ムゲン」は、川端康成や三島由紀夫も通いつめた、文化人が銀座以外で唯一遊べるナイトクラブだったのだが、それ以降の東京のナイトシーンは「ムゲン」をベースに多岐に展開されていくことになる。
佐藤氏が手がけた多くの箱は、「ムゲン」が発祥のライブ・ラウンジの要素に、その時代の最先端のファッション・アート・音楽をミックスさせたものである。
その一時代を共に過ごせ、教えを得たことは、本当に奇跡的なご縁としか思えないのである。
そんな2時間にも及ぶインタビューを終え、3人の男たちのお目目は恋する男の目になっていた。
来年の収録を心待ちにしています。
ここで皆さんとお別れし、別打ち合わせを3本こなし、代官山へ。
いつも休み前のこの時期は、ヒジョーに忙しい。
休み前だからこそ、ヒジョーに忙しい。
まるで休ませまいとする引きの強い磁石でもあるかのように・・・
代官山に到着したと同時に、星人Mが、私だけのためのエッセンシャルオイルを届けにいらっしゃった。
今日の嵐のような出来事を話すと、「そりゃそう、だって、今日からね~さん、変わるから。変わって欲しくないエネルギーが邪魔してんの。」と、ばっさり。
親友M氏を誘って、3人の忘年会へ。
(ちなみに親友M氏は「GOLD」のPVを撮ってくれたディレクターです。)
水からはみ出る星人M
水を飲む私
水につかる親友M氏
今年に
来年もよろしく
よき年になりますように
まだ、明日もあるぜ・・・