シルヴィ・バルタン
「アイドルを探せ」ぐらいしか知らないので、ちゃんと楽しめるかどうか不安だったが、コンサート終了時には涙ぐんでた私。
知らないとばかり思い込んでたのに、子供のときの記憶というのは凄いもので、フランス語の歌詞こそわからないものの、どれも聞いたことのあるメロディーばかり。
レナウンのCMソング、「レ~ナウン、レナウン娘は~♪」は彼女の声と知ってびっくりだ。
(それを歌ってくれた!)
それにしても年齢層が高い!
白髪頭、ハゲ頭(すみません)、腰の曲がった女性、車椅子の方・・・
最後はステージ前に花束を渡す人たち、握手を求める人たちであふれ、皆に握手するシルヴィには後光が射していた。
自身、出産、離婚、交通事故で顔のほとんどを整形しなくてはならなかった、そんな困難な経験があるからこそ、人に対する優しさに満ち満ちているのかもしれない。
コンサート後、代官山「海苑」に食事に行き、「シルヴィ・バルタンのコンサートに行ってきたの。知ってる?」と、高尾ねーさんに聞いたら、「あら~、うらやましい!私の青春よ!」と、おっしゃるではないか。
高尾ねーさん、63歳。(内緒ね)
彼女が中学生の頃流行っていたのは、ポール・アンカ、ニール・セダカ、パット・ブーンで、おしゃれな人はシルヴィ・バルタンのフレンチポップスを聴いていた、と。
そうか、私が記憶していたのは、母がかけていたレコードで、なのだ。
そういえば当時、小学生ながらワクワクして見ていたテレビ番組「シャボン玉ホリデー」。
オシャレだったな~。
日本が誇るツインディーバ「ザ・ピーナッツ」に憧れ、4人のダンサーにしびれ、早く大人になって西野バレエ団に入りたい!と思っていたピュアだったあの頃。
(由美かおる、奈美悦子、金井克子、もう一人の名前がわからない・・・)
’61年17歳でデビューし現在64歳のシルヴィのコンサートを見て、あの頃のピュアな気持ちがよみがえったと同時に、たくさんの勇気をもらえた一日となりました。
ステラに感謝!
アマゾンでシルヴィ・バルタンを購入したのは言うまでもありません。