Crossroads

交差点的視点から

もやもやした気持ち

モレスクに、まだ行ったことのない友人を誘って、出かけた。

いまだお腹の調子が芳しくない私のために、魚のスープと

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特製雑炊を

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肉食派にこれを我慢することは出来ず

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シシカバブを少しだけ食したならば、血湧き肉踊り・・・までは、良かったのだが。

オリンピック中継なんか見なきゃよかったのだ。
「絶対に勝つ」という気持ちのポテンシャルの差で完敗の野球の試合なんか、見るんじゃなかった。

ハートに何かが点火した私たちは、新宿二丁目に繰り出すことにした。

もやもや、いや、むかむかした気分のときは、ゲイバーに行くに限る!?

コミュニケーションのプロで、切れ味鋭い毒舌系のこの私にもめげずに切り返してくる技を持つのは、今や彼らだけなのだ。

ましてや、もてあましたエネルギーのはけ口を虎視眈々と狙っている肉食獣の私たちだ。

が、カウンターに立つ彼らは、若かった・・・

店に来る客層も、若かった・・・

海千山千の、もはや伝統芸能の域に達した私との毒舌の応戦など出来るはずもなく・・・

「精一杯頑張らせていただきますぅ。」が、ホントに精一杯なのだ。

若き接客のプロを気遣い、年季の入った我が手に保湿クリームをすりこんでみる。
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もらい泣き

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めめしいを女々しいと書く時代は、もうとっくに終わっていることを、女たちは知っている。

潔くて強気で前向きな(男らしい)女たちは、黙って男たちを立てている。

気の合う友人は、独身、バツ有り、シングルマザーたちで、仕事も恋愛も自己責任の上、人生を謳歌している女性たちだ。

オリンピックでの女子の活躍を見るにつけ、この国の将来を憂いてしまうのは、私だけではないはず。

いつか、きっと、王子様が・・・幻想だということも知っている。
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DNA

お盆に故郷に帰省した。

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弟へのお土産はBilly Joel30周年記念CD+DVDを。

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姉の私が大学に行ってから私の部屋を占領したのは弟で、置いたままにしてあったお宝音源はすべて弟のものとなってしまった。当時何度も繰り返し聞いていたBilly Joelのレコードは聞くに堪えないほど擦り減っていて、捨ててしまったという。

弟が実家を離れたあとは父の図書室になってしまい、買い集めた溢れかえる蔵書の山で、いくら鉄筋とはいえそのうち床が抜けるんじゃないかと心配している。

父が亡くなったら、この蔵書の山はどうするのか、と尋ねたら、神田の古本屋さんに引き取ってもらってくれ、と言う。

母のお嫁入り道具の観音扉の鏡台や、化粧品、眼鏡、服、着物・・・すべてそのままにしてある。

そろそろ整理しようよ、と言えば、「私が死んだら、キミたちで処分してくれ。」

広い家の中で一人の父が娘ながらに心配で、家政婦さんを雇って身の回りの整理や部屋の掃除をしてもらえば?と提案すれば、「嫌だ!他人がいるのが耐えられん!」、と不機嫌になるのだ。

借金も作らず、母を看取り、子供たちを独立させ、今が一人でゆっくりと残りの人生を満喫しているのかもしれない。誰にも邪魔されず、母との思い出と共に。

そんな堅実で慎重な夫だからこそ、母も天真爛漫に生きていられたのだろう。

父の跡を継いで実家近くに居を構える弟がいてくれたからこそ、姉も冒険し続けてこれたのだろう。

甥っ子の運動会のビデオを見て、学年一の俊足だが、必死の形相とガニマタ走法に思わず苦笑。(似ている・・・)

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父に、眠れないから軽めの雑誌を貸して欲しいと頼めば、

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80近いじいさんが、ビートニクスって・・・

一人好きで派手好き、食道楽で着道楽、旅、カメラ、本、絵、ガラス・・・受け継がれる価値観と負けず嫌いの性分。

女の子らしく育ててくれなかったのは少々残念ではあるが、少なくとも誰かに頼らず生きていける強さを教えてくれた両親に感謝し、姉を反面教師に温かい家庭を築いた弟を誇りに思う。

先祖に感謝の気持ちを思い起こさせてくれるお盆の日を、私は大切にしている。
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それでも走る

  • August 13, 2008
お腹の完治もみないまま、火曜は走ると決めたからには走るのだ。

今日初参加は、ボブリン紹介のカワイコちゃん。
元陸上部とあって、走っていくほどに体の記憶装置が発動したらしく、終始ゴキゲンである。

私より16も年下なのに息も絶え絶えの様子を見て、こちらもなんだかゴキゲンである。

ムキになってダッシュを繰り返せば、膝から下がガクガクで歩けん

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息が上がらない程度でスッゲー速いヨッシーコーチ

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16の年の差は、回復力の差となって現れるのを知っている大人の私だが、ムキになって無茶をする大人気ない私でもある。

そんな自分に惚れている。
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Feel Happy

病知らずの体は、時に病に鈍感だ。

が、お腹の調子がこうも長く不調だとさすがに心配になってきて、「病は気合で治せ!」の家訓を破り、かかりつけのお医者さんに相談しに行った。

「おかしい。10日も続くなんて、そりゃ、おかしい。抗生物質を5日分出しておきます。おそらく二日で治まるとは思いますが。ただね、最近の新聞で、赤痢の症状が出た、というちょっと信じられないようなニュースがあったんで、念のため多めにお薬を出しておきますよ。」

思い当たるふしが、実はある。

10日前・・・
浄水器を通した水道水を冷蔵庫で冷やした翌朝、一気にごくごく飲んだその夜から、アレが始まった。

おそらく夏の疲れで免疫力が低下していたのだろう。

「回りに同じ症状のある人がいたら、すぐに病院に行ってもらってください。」

幸い不調の声は聞こえてこないので、感染するような深刻なものではない、と勝手に判断、薬を飲んだら速攻治ったような気がして、脱おかゆ生活!来グルメ生活!だ。
祝!

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Let's have a good time.
人生は好きかい?
Let's have a nice day.
今日こそツキもまわる


原田真二「Feel Happy」~風をつかまえて~より


「しろくま」一気に食べて、頭イタイ・・・
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  • お久しぶりです。
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ウラノ タカコ

TAU co.,ltd.代表
80年代デザイナーズブランドのプレスを経て'90に株式会社タウを設立。最初に手掛けたPRが伝説のクラブ「GOLD」。以降、ファッションブランド、セレクトショップ、カフェ、クラブ等の立ち上げに参画。「衣」「食」「住」「遊」のすべてが融合した終の棲家をプロデュースすることが目下の夢。

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