Crossroads

交差点的視点から

新しい世界

私の仕事にはマニュアルがありません。

社会人としての基礎は、大学卒業してすぐに入社した会社が皇室御用達のデザイナーズブランドで、広報室に配属されたということもあって、それはそれは厳しくしつけられたわけです。

電話の対応、挨拶の仕方、プレスリリースの書き方、お茶の出し方、コピーのとり方・・・

徹底的に、おそらく軍隊並に鍛えられたのです。

つい昨日まで、パンクでだらだらしていた私が、白いブラウスに黒のタイトスカート、ストッキングに黒のパンプスですよ。

どすの利いたメイクをナチュラルにしてみました。

ぐしゃぐしゃの髪をストレートのワンレン(死語)にしてみました。

いや~、びっくりした!モテまくりました!!!

男って、髪型で判断するのかと、ヒジョーに残念に思った記憶があります。

で、結局その会社は一年しか持ちませんでして、俗に言う、胃潰瘍(そのまんま)、社会になじめない甘え病です。恥ずかしながら、5円ハゲまでこさえました。ツルツルなんです、知ってます?ホントにお恥ずかしい限りです。

その後に入社した会社が、東コレデビューしたての大型新人と言われたデザイナーズブランドで、ここでも広報部、いわゆるプレス担当でした。
先輩もいなく、自分でその道を切り開いていったのですが、前の会社が一年しか持たなかった自分が情けなくて、正直めちゃくちゃしんどい状況でしたが、意地でも辞めてやるものか、と、胃痙攣起こしながら、泣きながら、接客していました。

残業どころか徹夜も当たり前のような環境です。
悔しいから、給料を時給計算してみたら余計に腹が立ってきて、辞めてくれるなウラノよ、と言われるところまで這い上がってやろうと思ったものです。

自分に自信をつけるため、これからの人生を力強く生き抜くために、クソど根性で頑張ってきました。

その後、フリーランスになったのですが、プレスのマニュアルなんかひとつもなく、広告費を使わずしてどうやってフリーパブ(編集ページ)に掲載されるかは、結局のところそのプレス担当がいかに信頼に足る人か、そして、コミュニケーション能力が高いか、かつ、(これが一番大切なことなんですが)、相手は人間です、その人相手にどれだけ気持ちよくして差し上げられるか、このことを学んできたから今の私があるのです。

乱暴な言い方になりますが、プレスはホステス業だと思うのです。

ちなみに、私は銀座のママ、あなたたちは優秀なチィママになりなさい。とは、何度もアシスタントに言ってきた言葉です。

てなことを、昨日のパーティーの後の食事の席で、ジハさんご夫婦とヨッシーに熱弁を振るっていたわけですよ。

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時折怪しい大阪弁で嫁(大阪出身)の心をくすぐり、放送禁止ワード炸裂させて男たちの共感を呼び、ココでは絶対に書けない業界ウラ話なんか交えてみたりして、まったくもって一人勝ち逃げ状態で帰ったのでした。

最近、一緒に行動を共にするヨッシーも、ようやく私に対して心を開いてきてくれたようです。

私が、見かけによらず、あまりにも開けっぴろげなので、観念したのでしょう。

ですが、相手は、一応、異性です。

女性相手よりも、若干気は遣ってます。一応・・・

今日の午後の打ち合わせのあと、ヨッシーと原宿のカフェで休憩していた時、少し距離を置いたところに知り合いらしき人物がいました。

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姿形からしてどう見てもゲイの友人なんですが、苗字が思い出せず、携帯に電話できないでイライラしてました。

共通の友人に聞いてやっとわかった番号に電話しても、反応がない。ってことは、別人だったのね。と、その人の帰る姿を見ながら思っていた矢先、その人から電話。

「え~、やだ~、いたのぉ~、ね~さん、まだいるぅ~?今から行ってい~い?」

って、ホントに来るゲイ友。

「あ、いた~、サマンサ・ジョーンズ!ね~さん、元気だった~あ?あたしは、昼はシャーロット、夜はサマンサ。うふふ~。」

なんなんでしょう?

「ヨッシー、いくつぅ?え~、若~い。今が一番おいしい時よね~。もっと胸回り鍛えてさぁ、筋肉つけなきゃ~ん。」

どうなってるんでしょう?

「この前、すっころんでここが痛いのぉ。(と、腕と足をさする)もう、年よね~。やだわ~。」

「あんた、いくつになったのぉ?」と、ゲイ語の私。

「え~、よんじゅうよん。」

44です。

「今まで、男と女しかこの世に存在しないと思ってたんですが、なんか世界が広がりました。
それにしても、44には見えないです。昨日のジハさん(36)と同じ、いや、もっと下に見えますよ。」とは、ヨッシーの弁。

ヨッシーに新しい世界を!ジハ氏に若さを!
  • Posted by ウラノ タカコ
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「BRIDGESTONE MotoGP Experience」Party

今日はいつもと少し違って、若干緊張しながらこの日記を書いています。

今日は、多数の応募の中からブロガーとして招待されたシークレットパーティーだから。

いつもとはまったく逆のスタンスであり、しかもまったくの門外漢である「MotoGP」のパーティーだから。

このパーティーのPR関係者と接点のある友人ジハ氏から、「タカコさん、ブログ書いてるし、PRプロデューサーだし、是非応募しておいでよ。」、との誘いにほいほいと乗っかってやってきたわけですよ。

世界最高峰の二輪ロードレース、MotoGP。
その世界に身を置くブリヂストンサポートライダーと、MotoGPファンであるスペシャルゲストによるメディア向けシークレットパーティーである。

と、ならば、是非とも行かねばでしょ。

ブロガー(赤面)の私にはパーティーレポートの仕事が始まるわけです。

では、始めます。

六本木ヒルズ52階マドラウンジにて。

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以前、ここで開催したパーティーでは、メディア関係者の方々をお招きする立場だったのが、(いつでもそうだが)、受付に並ぶ時点で若干イライラ(並んだことがない)、受付の仕方が気になるわ、で、すでに職業病が発症・・・

ここはファッション系のパーティーじゃないのよ、と自分に言い聞かせつつ、若かりし頃に付き合っていた彼氏のバイクを発見しようやくこの場になじんできた。

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彼の乗っていたNinjaは、もちろんレース用ではないが、後ろに乗っているときの恐怖感ったらなかった。
なんで男の人はバイクが好きなのかが未だによく理解できない。

ましてや、ロードレースにプロとして参戦している人ってどんな人なんだろう?

以前、ライダーズウェアのPRを手伝っていたときに、プロの選手にウェアを提供していたこともあって、レースに観戦に行ったりもしたが、極端に言えば危険と隣り合わせのモータースポーツだ。

もちろん、今日のパーティーの主催者であるブリヂストンのタイヤの開発をはじめ、マシンの性能アップ、ウェアの機能性向上などで、モータースポーツもかなりの進化は遂げているとは想像できるが、それにしても車と違って人体むき出しだ。

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風を感じる~、とは、次元が違いすぎる。

そんなこんなを考えていたら、スペシャルゲストの桐島ローランド氏と坂井真紀さんの登場で、会場がざわざわ。

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み、見えない。で、人をかき分け、

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か、かわいい・・・

てか、見えない。

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やはり裏方が落ち着く私。

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どこに身を置いていいのかわからず会場をうろうろするも、やはり今日は熱狂的ファンが前列からまったく動く気配なし、で、一向にいいショットが撮れな~い。と、思ったら、中野真矢選手とお仕事をなさっているかつて代官山でご一緒したひつじさんが、最前列にいらっしゃるではないかっ!
さすが!!!

カメラをすかさず渡し、代わりに撮っていただいたのが、コレ。

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うぉ~!カッコイイ!!!
誰って、バレンティーノ・ロッシ選手。29歳、イタリア人。フィアット・ヤマハ・チーム。

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ブリヂストンさま、本当に申し訳ございません。せっかくお招きいただいたのに、MotoGPのこともよく知らなくて・・・
こんな素敵な男性たちがレーサーだなんて、知らなかった。

左:ケイシー・ストーナー選手。23歳、オーストラリア人。ドゥカティ・コルセ・チーム。
右:中野真矢選手。31歳、もちろん日本人。チーム・サン・カルロ・ホンダ・グレッシーニ。

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インタビューに答える彼らは、とても知的で穏やかで、究極のロードレースに身を置く人たちとは思えないたたずまいだ。

こんなカッコイイ方々だと知っていれば、女性誌を誘致いたしましたのに・・・

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選手たちにもっと近づきたかった。

もっと身近にいろんな話を聞きたかった。

せめて握手でもしたかった。

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夜景を見ながら、勝手にパーティー演出の妄想が暴走した。

やっぱり、まともなパーティーレポートは書けませんでした・・・

が、今日を機に、MotoGPに意識がぐぐぐーっと傾いたのは事実です。

ブリヂストンさま、ジハ氏、お招きありがとうございました!

パーティー後の食事の席で、ジハご夫婦にタカコ節炸裂させてごめんなさい。

その模様は、また後日。
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幸せは指先から

3年前に友人の紹介で出会ったその人は、当時数々の大会でグランプリを受賞していた凄腕のネイリストだった。

二日前の日曜日はネイルに行く予約をしてあったのだが、雨の憂鬱に負けキャンセルしてしまった。

日曜は自宅でトレーニング。
その人は、私と同じトレーナーS氏にレッスンを受けていることもあってS氏に、その人に自宅に来てもらえないか聞いてもらうことにした。

OKの返事。

今日が、その日だった。

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3年ぶりに会うその人は、その当時から15キロも太ったのだという。

3年前に会った直後に、ネイリストの仕事を辞めたのだという。

燃え尽き症候群・・・

人生の目標を見失った彼女は、その後、スピリチュアリズムの世界に没頭し、生まれてきた意味やこれからの人生を考えた。

そして、ようやく、原点回帰し、ネイルの仕事が好きだった頃の情熱が蘇ってきたのだという。
ネイルの仕事で人の役に立つことをしよう、と。

で、今日、私の前に現れた。

「ちょっとぉ、太りすぎ!人に夢を与えなきゃいけない人が、何やってんの!自分を律することもできない人間が、人を美しくすることなんかできないの!資格なし!」

ここまできつい言い方ではないが、まあ、愛あるムチを打ったわけです。

「ウラノさんに会うということは、きっと何か意味があるなとは思っていました。この3年、こんなふうにはっきりと言ってくれる人はいなかった・・・3年前だったらムキになっていたかもしれないし・・・今だから、会えたんだと思います。」

そうだよね。私も、3年前は、おんなじ状態だったんだ。何もかもが煩わしくて、やる気がおきず、人と会うのも面倒で、逃げることばかり考えてた。

ストレスや漠とした不安が、太る人と痩せる人、の違いこそあれ、燃え尽きてしまって次に何をしたらいいのかわからない状態。
よ~くわかります。

今日は、必然的に再会したんだと思う。同じ、丑年生まれだってこともわかったし、ね。

「幸せは指先からやってくるんですって。爪をきれいにしている人は、幸せになるチャンスが多いんですよ。何色にしますか?」

「もちろん、情熱の赤でお願いします。」

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同じ、闘牛系じゃない?
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互助会

同世代の企業人ともなれば大方が中間管理職で、上から下から横からのプレッシャーに日々奮闘している。そんな同い年の女友達と、青山のNid CAFEで、ガス抜きの会。

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「この前、部下に、最近の○さんはゲリラ豪雨みたいですね~、って言われちゃった。うまいこと言うね~、と褒めといたわ。」

「あっしなんか、転がるババアよ。お転婆、よ。」

「この前、入社したばかりの子に実家に戻るって言われちゃった・・・。親も帰って来いって・・・。どうなってんのぉ?」

「あっしなんか、24才の子に、空虚感で何していいかわからない、って言われちゃった。オマエは修行僧か!」

「そもそも、大局的にモノを見れる人がいないのよ、ったく。」

「自分のことばっかで、ちっちぇ~ちっちぇ~。」

「ウチラくらいの年齢にもなると、やっぱ男は器よね~。」

「そうよそうよ!地位や名誉じゃないのよ!器よね~。」

「けど、ゲリラ豪雨って言われるあたしもどうかしら?」

「危険よね~。ホルモン注射打ったほうがいいんじゃな~い。あっしなんか、今度砂漠でロケかもしれないんだけど、身も心もカラカラになっちゃうかも・・・。」

「あら、危険よね~。お互い注意しあいましょうね~。」

「互助会よね~。」

おばさんなのかオカマなのか、定かではない会話である。

「佐々木ちゃ~ん、お肉切って~。」

Nid CAFE
港区南青山3-12-23 3F
tel:03-5772-7639
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友情

「セックス・アンド・ザ・シティ」を観てきた。

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ドラマシリーズをDVDで観てきたSATCファンとしては、あの女性たちの友情と恋愛の歴史を、たった二時間に収めるのは少々ムリがあるなとは感じたけれど、裏返せば、うまくツボを押えつつコンパクトにまとめたいい作品だった、とも思う。

それでも、あれはTV画面サイズで部屋のソファにごろんと横になって、「わかる、わかる!」、と声に出して、時には大笑いし時には涙しながら観たいもの。

サマンサ・ジョーンズ。

立場や仕事内容が若干被ることもあって、一番感情移入しやすい役柄のサマンサ。

実際あんなに奔放に生きていたら、今頃とっくに仕事は失っていただろうけど、多くの女性が心の奥底にしまっている憧れの生き方かもしれない。

サマンサが年下のBFに言ったあのセリフが、すんなりと胸に染み入ったりもした。(映画を観ていない人のためにここでは書かない。)

日本じゃアラフォーあたりで女も終了的扱いを受けているが、実際40代は想像以上に厳しいぞ、みんな。

とっとと50歳になって、自分のための人生を奔放に生きたいと思う。

死ぬまで、文字通り、お転婆でいたいと思う。

そのためにも、女同士の本物の友情はマル必です。
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ウラノ タカコ

TAU co.,ltd.代表
80年代デザイナーズブランドのプレスを経て'90に株式会社タウを設立。最初に手掛けたPRが伝説のクラブ「GOLD」。以降、ファッションブランド、セレクトショップ、カフェ、クラブ等の立ち上げに参画。「衣」「食」「住」「遊」のすべてが融合した終の棲家をプロデュースすることが目下の夢。

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