Crossroads

交差点的視点から

メリハリ

長きに渡ってピラティスと筋トレを続けており、年齢の割にはナイスバディをキープしているつもりでいた。

が、それはある日突然やってきた。

「中年太り」

響きも文字の面もおぞましいではないか。

汗と涙が血と肉に征服されてしまった。

老化というのは恐ろしいもので、いくらトレーニングしたところで代謝が悪くなっているせいなのだろうか、そう簡単には余分な脂肪の塊は落ちてくれないのだ。

と、オフィスで下っ腹の脂肪の塊を指でつまみ、ぶつぶつ文句を垂れていたら、スタッフの一人がこう言った。

「アネキさま、私が断念したコアリズムのDVD差し上げますよ。」

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七日間メリハリボディプログラム 上級プログラム?

初級からじゃないの?

「だって、アネキさま、初級じゃ物足りないかと思って。ちなみに私は、初級で息が上がってその後ねんざしてしばらく外出できませんでしたけどね。」

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いくらストレス過多とはいえ、平日のこんな真夜中にやるもんじゃあ、なかった。

動きについていけず、ストレス、さらに倍。

ご縁に感謝を

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正直なところ、ファッションを本職としている私たちは、ディーター・ラムスの偉大さをさほどよく知っているわけではない。

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自分なりに資料を読み、インタビューをアレンジし、インタビュアからの質問にディーター本人から語られる言葉を通して、初めてこの方の偉大さを知ることになる。

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50年もの年月を不変のまま現行発表されているのは、ディーターが座るソファと後ろのシェルビングシステム、この二点のみ。

人々の生活の中にすんなり溶け込むには、余計なものをそぎ落として行かなくてはならない、と語る。私は、省いていくデザイナーだと。

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良いデザインの10ヶ条を改めて振り返る。

1:良いデザインとは、革新である。
2:良いデザインとは、実用をもたらす。
3:良いデザインとは、美的である。
4:良いデザインとは、理解をもたらす。
5:良いデザインとは、謙虚である。
6:良いデザインとは、誠実である。
7:良いデザインとは、長命である。
8:良いデザインとは、最終的にディティールへと帰結する。
9:良いデザインとは、環境への配慮と共にある。
10:良いデザインとは、可能な限りデザインを抑制する。

20年前にディーターが提唱したこの10ヶ条は、必ずしも厳格なものであったわけではなく、時の流れと共に変化して行ってもいいと考えていたようだ。
今になってようやく、これでよかったのだと実感する、とあくまで謙虚な方である。

忘れられないディーターの言葉がある。

環境への配慮とは、自然環境への配慮と共に人間の目、つまり感性への配慮も忘れてはならない、と。

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ディーターがブラウンから最初に発表したレコード・プレイヤー 別名「白雪姫の棺」

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流行のサイクルが早く、大量生産され使い捨てされるファッションの世界に身を置く私にとって、ディーターとの出会いは、これからの人生をどのように生きていくのかを真剣に考え直さざるを得ない高みに連れて行ってくれた。

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ご縁をつないでくれた鈴木氏に改めて感謝したい。

また、このブログを見た友人を介して、ある有名ファッションデザイナーをディーターにご紹介することができそうだ。
このタイミングにこのブログを読み、ほんのわずかな時間で新たなつながりを作ってくれた友人にも感謝したい。

人生の師とも言える偉大なるディーター・ラムスの10ヶ条を胸に、私はこれからもファッションの世界で生きていく。

純真さを、少しだけ取り戻したようだ。

ディーター・ラムスの時代

5月23日から府中市美術館において、「純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代 機能主義デザイン再考」展が開催される。

縁あってヴィツゥ社のディレクターを紹介され、今回のディーター・ラムスの来日に合わせてPRのお手伝いをさせていただいている。

ディーター・ラムスとヴィツゥの関係は、ディレクターの挨拶文でわかる。

「23歳のディーター・ラムスが、ドイツの電化製品メーカー、ブラウンの求人に応募したのは1955年のことでした。インテリアデザイナーとして採用されますが、まもなく、ラムスは新しいレコードプレイヤーの開発に参加することになります。

モダニズムのアイコン的なデザインとなった「白雪姫の棺」というニックネームがつけられた美しいレコードプレイヤーですが、それにいち早く目をつけたのが、家具メーカーのオットー・ツァップと起業家のニールス・ヴィツゥでした。
二人はラムスに家具のデザインをしないかと持ちかけます。ブラウンの社員であったラムスは、経営者のエルウィンとアルトゥール・ブラウンに相談しますが、「ブラウン製品のプロモーションになるからよかろう」ということで、快諾してもらった、と振り返っています。

こうして、1959年に「ヴィツゥ」が創設され、翌1960年には「606ユニバーサル・シェルビングシステム」が発売になりました。

それから49年、「606ユニバーサル・シェルビングシステム」は、今も変わらずヴィツゥが製造しています。」

明日開催されるレセプションの前日である今日、ごく親しい関係者だけが集まる会食の席にお招きいただいた。

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手前:ディーター・ラムス氏 中:深澤直人氏 奥:ヴィツゥ・ディレクター マーク・アダムズ氏

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左:ゲストキュレーター クラウス・クレムプ氏 右:ロンドンのデザイン・ミュージアム ディレクター

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縁をつないでくれた鈴木氏

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左:ナガオカケンメイ氏 右:時々ヴィツゥ時々マーガレット・ハウェル ジェイク・スコット氏
中:完全に浮きまくりの私

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D&DEPARTMENT PROJECT代表 相馬夕輝氏

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ケンメイさん、緊張しつつラムス氏にサインを依頼

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今夜はコレを抱いて眠るのだそう。

23日武蔵野美術大学でシンポジウムが開催されるが、ラムス氏からのメッセージを入手した。

「デザイナーは常に世の中を変えようという野心を持ち続けて欲しい。そして、それは、その意思がなくては起こりえない。

私は、明日を担う若いデザイナーの方々に、自信を持ち、大胆に、リスクを恐れぬよう励ましたい。」

ディーター・ラムス氏77歳。

多くのデザイナーに大きな影響を与えた偉大なる巨匠に、会いに来てください。

純真を取り戻すために。

マイ・ラグジュアリー・ナイト

先週の木曜日、大阪に向かった。

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移動の機内で、中川淳一郎著「ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言」を一気読みする。

これからの時代のPR手法はウェブプロモーションが主となる、などと騒がれだした数年前、PRの端くれとしてこれは勉強しておかなくては、とブログなるものを始めたのだが、アクセス数を伸ばすことに興味もなければマメな更新に注力を注ぐことはほとんどない。

この仕事に就いていなければ、おそらくブログは書いていなかったはずだ。
しかも、バッシングされぬよう、これでもこわごわ書いている。
それでも、「ちょっと怒り肩になってるぞ。」、と友に注意されたりもする。

重要な情報を持っている人は、その情報をわざわざネットに書かない。
リアル世界で活躍している人は、リアルな世界の会話や体験から貴重な情報や出会いを手に入れ、空いた時間にネットでササッと情報収集をして、それらを総合してカネを稼げるようになったのだ。

ネットはプロの物書きや企業にとって、もっとも発言に自由度がない場所である。

ネットが自由な発言の場だと考えられる人は、失うものがない人だけである。


私自身は、こうも明確に言い切れるほどの経験値も勇気も力量もないが、ネット社会にどっぷりと浸ってしまうのは危険だということだけは、わかるものだ。

「私はバカじゃないし暇人でもない」、と言いたいのではなく、リアルな体験が好きなだけ。リアルな体験しか信じない。(妄想は大好き、だが。)

伊丹空港からタクシーに乗ってそんなことを考えながら外の景色を見ていたら、ながーい行列ができていて、「運転手さん、今日、何かイベントでもあるんですか?」

「今話題の『堂島ロール』ですわ。テレビでやってましたわ。」

あ~、ロールケーキ食べたい!と、涎を飲み込んだら堂島ホテルに到着した。

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「7時、ロビー集合で!」

で、私に黙って大阪に戻ってしまっていた仕事仲間のO氏と、最近会社を辞めたM子を呼び出す。

「おひさ~!Oさん、私をコレぞ大阪ってところに連れてって!」

「いや~、ど~かな~、好き嫌いがはっきり分かれるところなんだよね~、あんまりきれいなところじゃないよ~、大丈夫かな~・・・」

で、連れて行かれたのは、ディープもディープ、こってこての昭和歌謡バー!!!

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マスターは元ゴールデンカップスのドラマーで、スクールメイツ一期生、森昌子の初代マネージャー・・・昭和歌謡史の生き字引、カルトQなお人である。

壁中に貼られたブロマイドは、

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あなたのお名前なんて~の?

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好きなのに~あのひとはいな~い

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力道山の弟子ですぞ。

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だっこちゃん人形(涙)

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満月ポン(泣)

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日本の宝、世界に誇るザ・ピーナッツ!聞くところによると、あのエド・サリヴァン・ショーに四回出演した唯一の日本人アーティスト。

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シャボン玉ホリデーのエンディングテーマソング「スター・ダスト」を熱唱した。

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Oさん、でかした!黙って大阪に戻ったこと、許す!M子もOさんのこと、「かわいい人」って言ってたし、私もこれからは、も少し、異性を意識しないといけないのかもしれません、ね。

Sound in SAM
大阪市北区曽根崎新地1-3-21(日宝スタービル4F)
tel:06-6345-8607

外に出ると、そこはきれいなおねーさんに見送られる男性たちであふれ・・・

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「人はご飯を食べて体を育て、人と会って友情を培い、勉強をすることによって学校へ入り、そこでさまざまなことを学び、学校を卒業することによって社会進出の礎・資格を獲得し、恋愛することによって人生にスパイスが与えられ、性交をすることによって快感を得て子どもを作り、仕事をすることによって社会とのつながりを感じ、愛する人に死なれることによって悲しみを覚える。

私たちの人生、なんとリアルな場の占める割合が多いのだろうか。これら人生の大部分を占める要素にネットはどれだけ入り込めたのか?」

金曜の朝から、会議。

金曜の夕方、東京着。

金曜の夜、しばたはつみ「マイ・ラグジュアリー・ナイト」を一人、熱唱する。

定例会

芝浦GOLD時代に取材に来ていただいてから、ずっと親しくさせていただいているYさんを、オー・ギャマン・ド・トキオにお連れする。

「ウラノのブログで見て、ずっと気になってたのよ~。楽しみ~。」

お任せください。

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立派でしょ?

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たけのこって、意表突くでしょ?

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好きです。その動き。

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はちみつ入りの甘いオムレツにサマートリュフが乗ってますぅ。

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肉食派です。

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カヌレ・・・大好きです。

「キャンセル入ったんで、明日も来てください。」、とシェフが言うから、「私は明日大阪だから、Yさんに来てもらいましょ。」「わかったわ。じゃ、4名で。」「さすが!ウラノさんの先輩!」「あったりまえだのクラッカー」・・・東京じゃ受けなかった。

オー・ギャマン・ド・トキオ
港区白金5-5-10 2階
tel:03-3444-4991

Yさんとその友人二人も合流して、我が家を家庭訪問。

つい最近フリーになったばかりのインテリア誌ライターのAさんとも、10年以上の付き合いになるが、久しぶりの再会だというのに部屋のあちこちをチェックするのに余念がなく、「あのー、今度取材に来ていいですか?読者的に改装は無理なんで、コーディネートのヒントになるような、こんなことやあんなこと。」、と写真撮りまくり。

「あー、いいすよー。てか、みんな、そろそろ座らない?最近どう?破天荒な肉食系、いない?」

「いないねー。」

「あっ、昨日、電話で話しただけなんですけど、すっごく男気ある広島のとある会社の社長さんと話しました。」

「よし、広島行こう!」

待ってちゃだめだ。

暗い話は、もう飽きた。草食話もうんざりだ。

我が家で「破天荒肉食男子発見報告会」を毎月の定例とすることに決めた。

忙しくなってきた。仕事以上に燃えてきた!?
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