マイケルがふるさとに帰ってしまってから、もうすでに一ヶ月も経とうというのに、一向に涙が止まらない。
先祖には申し訳ないが、祖父母の死よりも、堪えている。
マイケルとは、一体どういう存在なんだろう?
言葉を超越する存在だなんて、それは神しかなく、やはりそれは、神だったとしか言いようがなく。
そんな神が来日した3回の降臨を目の当たりにした私は、やはりどうしても、心の穴埋めが出来ないままなのであって・・・泣き足りなくて・・・自宅で友と一緒に泣くのを付き合ってもらうことにしたわけで。
本当に皆で泣いた。
やはり、外では泣けないから。
空も、少し涙目で。
そんな深夜、10年ぶりに再会する友が、訪ねてきてくれた。
10年の隙間なんかまったく感じさせない親しい感情は、マイケルが歌う「Heal The World」を聞いたせいなのかもしれない。
君の心の中に
愛があるのを僕は知っている
そこは明日よりも
うんと明るい場所だろう
努力すれば
泣く必要なんてないのがわかる
ここで君は感じるだろう
苦しみも悲しみもないことを
愛があるのを僕は知っている
そこは明日よりも
うんと明るい場所だろう
努力すれば
泣く必要なんてないのがわかる
ここで君は感じるだろう
苦しみも悲しみもないことを
会いに来てくれてありがとう。きっとここへ来て、癒されたかったのだと、気付いたよ。
それとも、「いい加減早く自分の基盤を作ってしまいなよ。いつまで王子様を待ってるの?夢見るおばさんじゃいられないんだよ、もう!」、と言われたかったのかな?
どっちもだね、きっと。