Crossroads

交差点的視点から

涙模様

居心地のいい部屋に住まうと、外出しなくなるものだ。むしろ、外出したくなくなるのだ。

マイケルがふるさとに帰ってしまってから、もうすでに一ヶ月も経とうというのに、一向に涙が止まらない。
先祖には申し訳ないが、祖父母の死よりも、堪えている。
マイケルとは、一体どういう存在なんだろう?
言葉を超越する存在だなんて、それは神しかなく、やはりそれは、神だったとしか言いようがなく。
そんな神が来日した3回の降臨を目の当たりにした私は、やはりどうしても、心の穴埋めが出来ないままなのであって・・・泣き足りなくて・・・自宅で友と一緒に泣くのを付き合ってもらうことにしたわけで。

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本当に皆で泣いた。

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やはり、外では泣けないから。

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空も、少し涙目で。

そんな深夜、10年ぶりに再会する友が、訪ねてきてくれた。

10年の隙間なんかまったく感じさせない親しい感情は、マイケルが歌う「Heal The World」を聞いたせいなのかもしれない。

君の心の中に
愛があるのを僕は知っている
そこは明日よりも
うんと明るい場所だろう
努力すれば
泣く必要なんてないのがわかる
ここで君は感じるだろう
苦しみも悲しみもないことを


会いに来てくれてありがとう。きっとここへ来て、癒されたかったのだと、気付いたよ。

それとも、「いい加減早く自分の基盤を作ってしまいなよ。いつまで王子様を待ってるの?夢見るおばさんじゃいられないんだよ、もう!」、と言われたかったのかな?

どっちもだね、きっと。

れんこん女

「タカコさんに紹介したい女性がいるのよ。きっと気が合うはず。」、と言って紹介された32歳独身女性は、決して想像どおりのサバサバした女性ではなかった。

むしろ、何かに怯えているふうであり、何かを聞いて欲しいふうでもあり、嫌な予感がしたのだが、「オーラは口ほどに物を言う」のであって、切り込み隊長の私は、初対面の女性に向かってこう言い放った。

「つきあってる男が悪いわね。残念ながら、ナルシストで心の貧しい人のようだわね。ダメだこりゃ!」

繰り返すが、初対面である。

「なんでわかるんですかぁ?」、と泣き出してしまった。

「勘弁してよ~。泣くほど苦しいなら別れちまいなよ~。あ~、気持ちわりい。」

「わたしって物心ついてから彼氏がいないなんてこと、一度もないんです。今別れてもすぐに付き合いたい人がいないんですよぉ。寂しいじゃないですかぁ。とりあえず海に行ってから別れようかと思って・・・」

「はあ?ボーナスもらってから会社辞めるみたいなこと言ってんじゃないの。大体さ、彼氏がいない女は寂しい女だと思われたくないから、キープしてるだけなんでしょう?本気で好きなんじゃないんでしょう?オエ~、気持ちわりい。」

「だって、他に私のことを束縛してくれる人、いないんですよぅ。」

「束縛?全身痒くなってきた。Y子から変なもの飛んできた!勘弁して~!」

「えええ?私のせいですかぁ?ひど~い!」

「Y子よ、キミを今日から蓮根女に任命する。ずーっと沼地に根っこ張っとけ!」

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Y子のことを、うなぎを食しながら、考えた。

ロビン・ノーウッド著「愛しすぎる女たち」に自分を発見し、壁に本を叩きつけたあの頃の私を、Y子に見た。

「愛しすぎる中毒」から立ち直った自分を祝福する、と、同時に、長いトンネルから自力で脱出できるようにY子を温かく見守ろうと思う。が、沼地に入ってまで引っ張り上げようとは、思わないのであった。

スペシャルな日々

’61年生まれの私にとって、70年代カルチャーが今なおクリエイティブな企画の基礎となっている。

ディスコ通いの日々を送っていた学生時代は、毎日がスペシャルだった。

いよいよ8月に来日しますね、The Specials!



あれから30年、当時とは違った意味で、今なお毎日がスペシャルな日々を送っています。

やり残したことが多すぎて、また人間界に戻ってこないためにも、必死に毎日を過ごしていきたいものです。

ホントにやりたいことが、もう十何年もあたためている構想が、実は、あるんです。

少しだけ、光が見えてきたような気がします。

荒唐無稽だと思われる夢も、念じ続ければ叶うようにも思います。

ぶれないで、人とのご縁を大切に、タイミングを見計らって、勝負に出るときは、出る!

この曲を聞くと、純粋に音楽とファッションが大好きだったあの頃の匂いが漂ってきて、仮眠していた細胞が目を覚ましました。

記憶の細胞いわく、今もこうして生きていること自体が、スペシャルなことだ、と。

そう申しております。

秋よ、来い。

怒涛の撮影を振り返る。

5月30日 
アクアガール スタイリングブック撮影
AD 近藤麻由
PH HAL
ST 竹淵智子
HM 石川ヒロコ
MD Anna.K
   Arina.G

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6月12日
アクアガール キーヴィジュアル撮影
AD 近藤麻由
PH TISCH
ST 竹淵智子
HM 石川ヒロコ
MD Kinga

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6月20日
ファウンドフレス カタログ撮影
AD 近藤麻由
PH HAL
H  松本和也
M  エバラ
MD Valeria

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6月26日
シャンデリエ カタログ撮影
AD 久末正史
PH 原田宗孝
ST 田沼智美
HM HAMA
MD Sand

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7月10日
ルビーリベット カタログ撮影
AD 笠原秀信
PH HAL
ST 田沼智美
HM 荒川たつ野
MD Sand

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あんまり大きな声じゃ言えないのだが、正直くったくたのぼっろぼろなのである。
ファション編集者の友人に尋ねてみた。

「よく毎月毎月ファッション特集やってられるね。私には、無理だわ。」

「何もかも自分でやろうとするから、息切れするのよ。適当に力抜いて、人に任せるところは任せてやらないとぉ。」

力を抜く、とは?
人に任せる、とは?

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休めってことよね。

っしゃー!って、休むのにも気合が入る、ダメな私ね。

あの頃

結局、あの時代が私をファッション業界に向かわせた。



あの頃よ、ふたたび、とは思わないが、ダンスミュージックがファッションを牽引していた頃の音のパワーよ、ふたたび、を切に願う。

80年代がトレンドである。

当時を思い出すのは、こっぱずかしくて顔が赤らむが、久々ダンシンオールナイトな気分かも。
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