Crossroads

交差点的視点から

わが子

最近なぜか柄にもなくチャリティーに関心があって、そんなこんなをその人に話したら、

7d258ffc.jpg


「それはね、自分にチャリティーしてほしいとインナーチャイルドが伝えてるの。人に何かしてあげたいと思うことは、自分自身がして欲しいことなの。気づいてあげてね、インナーチャイルドに。」

先日の台風でベランダに置いてある物置の扉が、お隣さんのベランダに飛んでいってしまった。

f8fa1534.jpg


幸いにして事故にはならなかったが、もしも・・・のことを想像してあまりの恐怖に吐きそうになった。

そんなこんなをその人に話したら、

「身代わりになってくれたのかも。感謝してあげてね。」

その人の言葉を意識して生活していたら、次々といろんなものが故障して、
「気づいて~!」、と主張してくる。

築50年のオフィスの変圧器がついにお陀仏となり、

ffcd103e.jpg


まだ一年半しか使用していない掃除機のモーターがウーウーうなり、フードプロセッサーはしかめっ面のままで反応を拒否。

まるで人格を持っているかのようにすら感じてしまうほどなのだ。

そんな過敏になっている私に気づいたのか気づいていないのかは定かではないが、久しぶりにかかってきた電話は、「お金貸して。」

今までの私だったら変に同情していただろうけど、その日の私は違っていた。

「悪い。お金、ない。すまん。」

精一杯、声震わせながら、そう伝えた。

ごめんね、タカちゃん(私)に気づいてあげなくて。これからは、もっと大事にするからね。ちゃんと貯金もするからね。

で、なぜか家計簿をつけることを決心した。

3211b89a.jpg


この子のかあさんになるために。自分自身に戻るために。
  • Posted by ウラノ タカコ
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • 12:28 | Edit

目の腫れ

先週末に映画を観に行った際に頂戴したティッシュは、私には足りなかった。

84f738a2.jpg


周りを気にして号泣できず、挙句には鼻がつまって呼吸困難に陥ってしまった。

泣きすぎて目が腫れる、というのは何度も経験しているが、泣くのを我慢して目が腫れる、ということもあるのだということを初めて経験した。

水はけの悪い女になってしまったのかもしれないが。。。

不完全燃焼を晴らすために、DVDストックからこれを取り出した。

e16ecff0.jpg


「BLADES OF GLORY/俺たちフィギュアスケーター」

フィギュアスケートの男子ペアという設定だけでも笑えるが、ありえない衣装デザインとキテレツな技の演出で、深夜にひとり大爆笑。

同じ涙なら、笑い泣きの方が、やっぱり、良い。

同じ泣くなら、周りを気にせず思いっきり泣きたい。

ユニクロがジル・サンダーデザインの+Jを東京、パリ、ニューヨークと同時発信し業界トップ独走中の話題で持ちきりの中、ファッション写真の巨匠アーヴィング・ペン氏逝去を知った。

「俺たちの80年代」は確実に終わり、新しい価値観が台頭している今、泣くに泣けずに目が腫れる。
  • Posted by ウラノ タカコ
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • 01:36 | Edit

そんな女の胸のうち

異性のいる人生は、いないよりも、いることによるストレスも含めて(笑)、豊かな経験ですが、男があなたの人生を根こそぎ変えてくれるなんて、根拠のない妄想はしないこと。

いまや、女の人生において結婚は「人生のエピソード」にすぎず、永続性が保証されるものではありません。

結婚を選ぶ/選ばないという問題ではなく、男が自分の人生のなかに入ってきてもいいし、こなくてもいいというスタンスが必要です。

自立した者同士で共にいることが幸せとすれば、何歳になっても、その幸せは味わえます。

と、上野千鶴子さんが語る、10月7日売マリソル11月号増刊
「よみものmarisol」

45de7f24.jpg


ここに自宅を公開しています。

68a33c02.jpg


離婚から12年、ようやく手にしたわが城です。

決して「おひとりさま」の人生を歩みたくて一人でいるわけではなく、すべて自己責任の立場で道を選択していったらこうなった、という自然の流れで今の自分があります。

それが相手からすると、パワフルすぎて疲れる、とか、キミは強いから一人で生きていけるよ、とかなんとかで遠ざけられたりもします。

それでも、演技して気を引こう、とか、逃げるものを追う、なんてことは決していたしません。

そんなの、時間の無駄というものです。

あくまで自然体で充実した時間を過ごしていれば、おのずと似た価値観の仲間が増えてきます。

その中には、パートナー候補がいるものです。と期待して、己に磨きをかけるおひとりさまです。

最近、この本を手にしました。

6be1d40e.jpg


ホ・オポノポノは、もともとネイティブハワイアンに伝わる伝統的な問題解決技法のこと。

ホ・オポノポノでは世の中に起こる問題は、「潜在意識のなかの情報(過去の記憶)の再生」と考えていて、さらに、「すべての出来事は100%自分の責任である」と考えるとされています。

たとえば私が、もし再婚できたとしてもまた離婚するかも、とか、もういい歳だし仕事の依頼が来なくなっちゃうんじゃないだろうか、とか考えるのは過去の記憶が原因になっている、と。

その過去の記憶をクリーニングする方法があり、過去の記憶から解放されることでより自由な人生を歩くことができる、とされているのがこの本です。

なにやら怪しげにも感じましたが、私に残されている人生はさほど長くはありません。

もしかしたら思いがけず長生きするかもしれません。

ただ生きている間は、過去に囚われず自由に前向きに楽観的な自分でありたいと思い、ホ・オポノポノの教えを実践している今日この頃なのです。

本の中で紹介されていたある女性は、3年近く会っていなかった方で、その方が現在ホ・オポノポノ アジア代表になられていることを知りました。

引き寄せの法則にも通じるこの教えで、その女性と明日3年ぶりに再会します。

おひとりさまには、「友だち力」が大切だと痛感するお年頃なのです。
  • Posted by ウラノ タカコ
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • 16:33 | Edit

原点

益子に到着して真っ先に向かったのが、STARNET

0278539e.jpg


ここスターネットの馬場さんご夫妻は、東京でファッションデザイナーとして活躍された後、益子に移住しライフスタイルショップ&カフェをオープンされ、地方に都会型感性を定着させた先駆者である。

ここでも金髪ツーブロックおばさんは浮いていたが、気にせずがっつく。

2cbf200c.jpg


f751ee00.jpg


スターネットから程近いところにある「フォレスト益子」に荷物を預け、「土祭」パスポートを受け取り、本通りの展示会場を歩いて回った。

9a52b546.jpg


栃木緑建では、「土・益子 それぞれの表現」と題したアート展を。

6bb7cbd0.jpg


422f8f06.jpg


2b8a406b.jpg


日下田藍染工房で、藍染の工程を見る。

5ef877d7.jpg


a768f39f.jpg


益子参考館で、日本を代表する陶芸家濱田庄司の自らが長い時間をかけて蒐集した陶磁器、漆器、木工、金工、家具、染織、工芸品を鑑賞する。

fce33d63.jpg


ed01d75e.jpg


隣接する濱田庄司館で、「京都で道をみつけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」と語る作家活動の軌跡を知る。

56de9dc2.jpg


1c46a5c2.jpg


学びモードでおなかいっぱいになったところで、益子に来て益子焼を買わずにどうする?と思い、一期一会アンテナを張り巡らし、ひたすら歩き続ける。

が、私の嗅覚が鈍っているのか、なかなかよき出会いがなく、お店の入り口にあった益子焼のイスに座ってぼんやりしていたら、「ウラノの好きそうなのがあったよ。」と友が誘う。

出会わされてしまったのは・・・

af9889e3.jpg


ちょうど作家の田尾さんがお店にいらして、これから展覧会に発表するというこの作品を予約した。

現物を見ずして、予約した。作家の田尾さん、驚いてらして、そして、喜ばれた。その顔を見て、私も嬉しくなった。そして、腹が減った。

広報スタッフとして奔走していた友が指定してきた店に行き、ようやく会って話ができた。

a2dde0dc.jpg


9e9ea6dc.jpg


ここからは、画像のみでお送りします。半端なく美味い!未体験ゾーンに突入した。

2c87b504.jpg


2ce92a92.jpg


3e85d1dc.jpg


120b17b4.jpg


c41ff2c1.jpg


身動きが取れないくらい食べた。一息つきたいところなのに、ライブがあるから早く行こう、と友が重いケツを叩く。

空には満月が黒い雲から顔を出し、

d8ac6639.jpg


土舞台が美しく、アンビエントな音がリラックスの頂点へと誘う。

b36409da.jpg


時刻は、まだ、10時。

物足りない私たち東京組は、ローソンでワインを買いホテルで乾杯する。

314d7fa2.jpg


信じられないほど熟睡した翌朝は、朝市に出かけおろしもち二個ほおばる、という普段の生活では考えられない行動をしていた。

819e8d02.jpg


もう一泊する友と別れ、来たときと同じルートで一人東京に帰る。

3598ba54.jpg


何かが私の背中を押す。

「ひらめいたでしょう?」

答えは、YES
  • Posted by ウラノ タカコ
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • 23:16 | Edit

益子にて

ボランティアで広報チームに参加している友人の誘いを受け、10月3日、益子で開催された「土祭(ヒジサイ)」に行く。

2b762972.jpg


代官山から東横線に乗って渋谷へ、渋谷から湘南新宿ライナーで大宮へ、大宮から東北新幹線に乗って宇都宮へ、そこからバスに揺られ、二時間半で益子に到着した。

益子までどうやって行くのか電車の乗り方もわからない、そもそも何のイベントなのかも聞いてはおらず、友に差し出されたキップを手にひたすら後を追う形でついていった。

渋谷駅がずいぶん変わっていて驚き、湘南新宿ライナーから東北新幹線であっという間に宇都宮に到着して興奮し、宇都宮駅の餃子の像で腹が減り・・・

821d4afc.jpg


バスに揺られること一時間で着いた益子焼で有名な益子町が栃木だということを、お恥ずかしながらはじめて知った。

世間知らずで、ごめんねごめんね~。

d773e5ce.jpg


2248d96e.jpg


益子町初めての試み「土祭 ヒジサイ」。

今回テーマに掲げる「土」は、私たち益子町民にとっては、なくてはならない命の糧です。

「窯業」「農業」といった益子の主要産業の源であり、里山の土台であり、生命のゆりかごでもあります。

この益子の原点である「土」をテーマに、「環境首都・ましこを目指して」「健康長寿の里を目指して」「学びの里を目指して」というましこ再生計画の三本柱を掛け合わせ、アートや展示、朝市やカフェ、ワークショップ、セミナーなど、多様なプログラムを企画しました。

原点の「土」に立ち返り、新しい暮らしのあり方を紡ぎだしてゆく・・・。

土の民、益子町民が一体となってつくる「土祭」を、どうぞ楽しんでください。

との、益子町長の「土祭」開催に寄せるコメントを読んだ。

常識だと思っていたことが崩れ、社会のシステムが変わらねばならない今、益子町として何ができるのか、原点に立ち返った取り組みを、この後レポートすることにする。
  • Posted by ウラノ タカコ
  • Comment(0)
  • TB(0)
  • 12:50 | Edit
Twitter
Photo
  • お久しぶりです。
  • Girls Just Want To Have Fun
  • Girls Just Want To Have Fun
  • Girls Just Want To Have Fun
  • Girls Just Want To Have Fun
  • Girls Just Want To Have Fun
  • 納富慎介という人
  • 納富慎介という人
  • 納富慎介という人
  • 納富慎介という人
  • 納富慎介という人
  • 納富慎介という人
Profile

ウラノ タカコ

TAU co.,ltd.代表
80年代デザイナーズブランドのプレスを経て'90に株式会社タウを設立。最初に手掛けたPRが伝説のクラブ「GOLD」。以降、ファッションブランド、セレクトショップ、カフェ、クラブ等の立ち上げに参画。「衣」「食」「住」「遊」のすべてが融合した終の棲家をプロデュースすることが目下の夢。

Category
Archives
New
Crossroads