先行きの見えない不安感ともいえるような・・・
もう誰からも必要とされてないんじゃないだろうか・・・とか。
別に肩を叩かれてもいないのに、叩かれる前に自らどこかへ飛ぼうかしら、だなんて、珍しくネガティブモードに浸ってみたりして、本当にそうなった時の予行演習をしたりしていた。
でも、よくよく考えてみたら、誕生月のこの月の落ち込み演出は、子供の頃からの終業式や卒業式と重なって、友だちから誕生日を祝ってもらえなかった妬みの気持ちもあっての恒例行事だったことに気づく。
三月はいつもそうなのだ。
今日だって、約束の相手からドタキャンされ、友人に電話したら仕事で抜けられないと断られ、ほら、必要とされてないし、とぼんやり空など眺めていたら、そうだ、今日は満月だった、ブルームーンがどうたらこうたら誰かが言ってたっけと思い出し、近くのヒーラーの友人に、「満月見に行かない?」と電話した。
「私も一人で見に行こうと思っていたところなの。行く!!」
ところで、ブルームーンって何?
同じ月に満月の日が二度あることって、滅多にないの。
今年は、一月と三月の二回もある貴重な年なのよ。
どんな願い事も叶うと云われていて、「私はこうなる!」とポジティブに誓うといいみたいよ。
そうか!
で、女友達を車に乗せて、満月探しのドライブに出かけた。

ルーフを開けて、山下達郎「永遠のFULLMOON」をかけ、東京タワーから皇居をぐるり。女子の歓声が車内に響く。
満月を見つけるたびに、「私、こうなる!」を叫ぶ私に爆笑する女子。
「ウラノさんみたいな男子、いないですかね~?」
「いないね~。いたら私が付き合いたいさ。」
「ですよね~。」

ベランダからブルームーンに向かって、そっとつぶやいてみる。
「私、私みたいな男性と来年はこうして満月を見てる!」、と。
はたして、来年はブルームーンが見られる月があるのかどうかは、知らない。
I miss you michael!!!