Crossroads

交差点的視点から

アメリカンギャングスター

リドリー・スコット監督映画「アメリカンギャングスター」を観た。

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期待しすぎのせいか、最初から全神経を集中させていたら、途中から意識が遠のいてしまうくらいの長丁場だ。
観る予定の方は、できれば後半に集中するようにバランス配分することをオススメする。

デンゼル・ワシントンの悪役を楽しみにしていたが、うーむ、目が優しすぎるのか悪人顔には見えず。
イタリアンマフィアもかなわなかった「黒人の麻薬王」という設定には、素敵過ぎるのだ。
ま、上に立つものの余裕、実業家ということで、自分なりには納得したけど。

久しぶりに見るラッセル・クロウ、リアリティということではこちらに軍配が上がる。

リドリー・スコット監督作品「テルマ&ルイーズ」「ブレードランナー」の独特の世界観は、この話が事実に基づくということもあって、脚色しすぎることはあえて避けたとしても、ちょっと単調だった感は否めない。

それにしても、アメリカで起こった事実。

ベトナム戦争の闇の部分が、市民の安全を守る立場の警察にまで蔓延していたとは・・・

「ドリームガールズ」で感動していた表舞台と闇の世界。

あの時代はすべてがつながっていたかと思うと、マイノリティの怒りと憎しみはとてつもなく深く悲しい。

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ウラノ タカコ

TAU co.,ltd.代表
80年代デザイナーズブランドのプレスを経て'90に株式会社タウを設立。最初に手掛けたPRが伝説のクラブ「GOLD」。以降、ファッションブランド、セレクトショップ、カフェ、クラブ等の立ち上げに参画。「衣」「食」「住」「遊」のすべてが融合した終の棲家をプロデュースすることが目下の夢。

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