Crossroads

交差点的視点から

フシギな夢を見た

とうに亡くなった祖父母が夢に現れた。

その場所は生まれ育った実家で、祖父母、両親、弟の家族全員が登場した。
なぜか祖父母が家を出て行く、と言う。
近くに引っ越すというではないか。

「おばあちゃん、出て行かなくていいのに!」

「朝早くそっと出て行くから心配しなくていいんだよ。」

「いやだ~!」

泣きながら目が覚めた。

そんな夢を見たのは、あの映画のせいなのだ。

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邦題「リトル・ダンサー」

イングランド北東部の破綻寸前の貧しき炭鉱町に、炭鉱労働者の父、兄、痴呆気味の祖母と暮らす、母を亡くしたばかりのビリー少年、11歳。

時代は80年代英国サッチャー政権。
炭鉱ストライキは国家の利益に背く行為とみなされ、貧しき人々をばっさり切り捨てていた暗い時代である。

親の目を盗んではバレエのレッスンを受け、どんどんバレエに魅了されていくビリーと、ビリーの素質を見抜いてレッスン代も取らずにレッスンに通わせる先生。

ロンドンのロイヤルバレエ学校のオーディションに行かせようとする先生と、貧しさゆえに猛烈に反対する父と兄。

「男はサッカー、ボクシング、レスリング。男がバレエなどしてはならない。」

だが、ある日、ビリーのダンスを目撃してしまった父は、「ビリーの夢をかなえてやるために。ビリーの才能を伸ばしてやりたい。俺たちにはないが、ビリーには未来がある。」と、スト破りをしてしまう。裏切り者となじられて。
そんな父の姿を見つけた兄が、父を止めに入り、二人で泣き崩れるシーンは、私まで一緒に男泣きしてしまった。

さらにロンドンへの旅費を捻出するために、亡き妻の形見を質屋に入れる父。

そうやってオーディションを受けにロンドンへ向かう車中で、

「ロンドンってどんなところ?」

「知らない。ロンドンには行く必要はない。」

「国の首都だよ。父さんは、炭鉱のことしか頭にないの?」

オーディションで面接の「踊っているときはどんな気持ちが?」の問いには、

「踊りだすと、何もかも忘れて、消えます、鳥のように、飛んでるような、電気のように・・・」

合否の郵便の知らせが届き、ビリーの帰宅を待つ家族。

その通知の結果を見るために一人部屋にこもってしまうビリー。

待つ家族。

こもるビリー。

待ちきれない家族。

「受かった」

と、同時に組合が譲歩しストは終わった。

未来に向かってロンドンへ旅立つビリーと見送る家族。

貧しき炭鉱町の人々すべての夢がビリーの未来に託されていく。

T-レックス、THE CLASH、THE JAMのUKロックの最後に響く「白鳥の湖」で号泣です。

大好きだったおばあちゃんと夢で再会できた朝。

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Comment

すなねずみ | URL | March 14, 2008 09:07
Tるさんも、この映画大のお気に入りです。
私、まだ見ていないので「早く見ろ」攻撃にあっておりますです。
おりょう | March 14, 2008 10:35
昨日たまたまモンティパイソン観てました。いやーパンクだねー。最近我々の中ではなぜかUKがきてますね。
トニーのつぎは、やっぱ、T○○でいっちゃう!?
| March 14, 2008 12:51
おりょうさん
去年あたりからUKに呼ばれてますが、ポンドが高すぎて・・・UKから呼んじゃう?
すなねずみさん
姫からの「早く見ろ」いや「早く買え」攻撃はいかがかすら?

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Profile

ウラノ タカコ

TAU co.,ltd.代表
80年代デザイナーズブランドのプレスを経て'90に株式会社タウを設立。最初に手掛けたPRが伝説のクラブ「GOLD」。以降、ファッションブランド、セレクトショップ、カフェ、クラブ等の立ち上げに参画。「衣」「食」「住」「遊」のすべてが融合した終の棲家をプロデュースすることが目下の夢。

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