二日前の日曜日はネイルに行く予約をしてあったのだが、雨の憂鬱に負けキャンセルしてしまった。
日曜は自宅でトレーニング。
その人は、私と同じトレーナーS氏にレッスンを受けていることもあってS氏に、その人に自宅に来てもらえないか聞いてもらうことにした。
OKの返事。
今日が、その日だった。
3年ぶりに会うその人は、その当時から15キロも太ったのだという。
3年前に会った直後に、ネイリストの仕事を辞めたのだという。
燃え尽き症候群・・・
人生の目標を見失った彼女は、その後、スピリチュアリズムの世界に没頭し、生まれてきた意味やこれからの人生を考えた。
そして、ようやく、原点回帰し、ネイルの仕事が好きだった頃の情熱が蘇ってきたのだという。
ネイルの仕事で人の役に立つことをしよう、と。
で、今日、私の前に現れた。
「ちょっとぉ、太りすぎ!人に夢を与えなきゃいけない人が、何やってんの!自分を律することもできない人間が、人を美しくすることなんかできないの!資格なし!」
ここまできつい言い方ではないが、まあ、愛あるムチを打ったわけです。
「ウラノさんに会うということは、きっと何か意味があるなとは思っていました。この3年、こんなふうにはっきりと言ってくれる人はいなかった・・・3年前だったらムキになっていたかもしれないし・・・今だから、会えたんだと思います。」
そうだよね。私も、3年前は、おんなじ状態だったんだ。何もかもが煩わしくて、やる気がおきず、人と会うのも面倒で、逃げることばかり考えてた。
ストレスや漠とした不安が、太る人と痩せる人、の違いこそあれ、燃え尽きてしまって次に何をしたらいいのかわからない状態。
よ~くわかります。
今日は、必然的に再会したんだと思う。同じ、丑年生まれだってこともわかったし、ね。
「幸せは指先からやってくるんですって。爪をきれいにしている人は、幸せになるチャンスが多いんですよ。何色にしますか?」
「もちろん、情熱の赤でお願いします。」
同じ、闘牛系じゃない?