「最近の急激な円高で外国人観光客が激減してるんだってね。」
「あ~、それでか。最近、外国の方が少なくなったな、と思ってたところなんですよ。」
そこへ、常連組現る。
「タカコさん、引越しパーティーやりましょうよ。」(名前なんだっけ?)
「もちろん。でさ、ウチで何か作ってくんない?」(確か、料理人のはず。)
「ああ、いいすよ。こいつんちの父ちゃん、漁師だから、魚送ってもらいましょう。な、いいよな?」(え、まじ?)
と、靴職人に声をかける。
「いや~、久々興奮するな~。包丁握るの3年ぶりだからな~。楽しみだな~。」(さ、3年ぶりって・・。)
実は、二人の名前も職業もよく知らないのだけど。
なんだか楽しそうだし、ま、いいか。
ていうか、私のこともよく知らないはずなのに、怖いもの知らずな若者たちである。
なぜか、私の周りにはリセットされたがる男子が急増中なのだ。
そういえば中学生の頃、高校受験で悩んでた同級生男子に、「こんな田舎でくすぶってないで、東京行ったら?ほら、これ、受験資料。」、で、先生に大目玉くらったっけ。
姐御体質は不変なり。宣伝業は天職なり。