一晩中泣き続けて、いろんなことを考えているうちに、概念でしかなかった「死」が、現実味を帯びて私の目の前に近づいてきていることに気がついた。
「愛とは決して後悔しないこと」、は映画「ある愛の詩」の有名なセリフだが、死の前に後悔しない生き方がしたい、と焦りにも似た気持ちになって目が覚めた。
「あの時ああしておけばよかった・・・」、と思わないために。
自暴自棄ではなく自分をいたわりつつ、やれることは何でもやろうと思う。
14日、友が誕生日プレゼントに贈ってくれた「ジンガロ」に行ってきた。
騎馬スペクタルの原点回帰ともいえる楽しく温かくクリエイティブな情景が目の前に繰り広げられ、子供たちの素直な喜びの表情を見て、隠していた純真の扉が少しだけ開いたような気がした。
嫌なことを我慢して、理不尽なことに目をつぶり、本音を隠して生きていくなんて真っ平ごめん、と。
来世にはいいことが待っているはず、なんて思わない。
残された今という時を馬のように強く、美しく、しなやかに駆け抜けたいと思う。