10日日曜、ある女性アーティストが大阪のクラブのゲイナイトにシークレットゲストとして招かれた。
その裏マネージャーとして同行した私であるが、ゲイシーンに帰郷宣言したとたんにそれが現実化するから、言語化(あるいは口に出す)することには注意が必要だ。
深夜のサプライズ前の腹ごしらえは、大阪在住のグルメな友人で、連れて行かれたところは、
大阪の台所「黒門市場」。
中に入るとそこは到底外観からは想像できない上品さで、大阪では串カツというらしいが、いわゆる串揚げ屋さんだった。
最初のエビのプリップリにやられ、
これは何かは忘れたが、どうしてあれもこれもこんなに美味しいのかわからないほどの美味しさで。
それでも10本ほどでギブアップしたが、男性陣は最後まで行った。余裕で行っていた。悔しかった。
女将さんが、「私みたいな体(若干丸い)にならんように、お野菜いっぱい食べてくださいね。」と新鮮な野菜を見せてくださり、
こんなに美味しい手作りパンを最後に出されたら、そりゃ女将さんみたいになるでしょうよ、とつっこんでみたら、さらに、
デザートにいちごのシャンパンゼリーなんか出されて、パンパンのお腹にすーっと入っていく不思議かな。
六覚燈 ROKUKAKU-TEI
大阪市中央区日本橋1-21-16 たこそうビル2F
tel:06-6633-1302
次回は必ずや最後まで、を固く決意し店を後にした。
きれいな油でお肌もぷるぷるになったところで、メンズワールドへ。
なるべく目立たぬようにとうつむき加減でフロアを歩いていたら、「ちょっと~、姐さん、久しぶり~ぃ。何でこんなところにいるの~ぉ?」と声をかけられギョッとしたら、10年前のゲイナイト以来再会のゲイ友がいて、ふとフロアを見れば、昔ウチでアルバイトしてた子がゴーゴーで踊っており、知り合いがドラァグクイーンで女装していて、なんと居心地のいいことよ。
母親気分でみんなを見ている自分がいた。
油で光る肌のせいか、照明のおかげかはわからないが、「姐さん、変わらないよね~。」と(嘘でもそう)言ってくれたゲイ友に思わず頬すりよせ、ずっと気にしていた「老けたよね~」を遠くに飛ばしてやってみせた。
(誰も見てはいなかったが・・・)
深夜のサプライズゲスト登場に、フロアは全員合唱の見事な一体感と高揚感で満たされ、
久々の朝帰りで東京に戻れば、ほうれい線がくっきり浮かぶ私がいて。。。
12日、歯の治療を受けて帰ってきても、口を大きく開かれたままのシワが消えず。。。
それでもゲイの口コミで最新美容情報を入手できるとふんで、当分の間深夜活動は続くのだった。