5月3日は、母の日から一足早く、母の姉が住む茅ヶ崎へ従姉妹と一緒に出向いた。
戸塚あたりで若干渋滞があったものの、前日の那須に比べりゃ茅ヶ崎は、近い。
サザン・オールスターズのおかげで、茅ヶ崎はオシャレな感じがするだろうけど、近くに鎌倉、葉山があっちゃ、なんのことはない、案外素朴なところで、幼少時に行った頃の記憶がよみがえる。
叔母の家も、ずいぶんと小さくなったように見え、なんだか私自身がガリバーにでもなったかのような気分だ。
私たちのためにと、前日から用意しておいてくれた、田舎風煮ものや青菜の漬物、牡蠣フライ・・・棚に立ててある母の写真を見つけ、泣きそうになるのをぐっとこらえた。
せっかく茅ヶ崎まで来たのだから、鎌倉まで足を伸ばして、どこかで美味しいものを食べようよ、ってことで、鎌倉在住の友の計らいで、長谷観音近くの「0467」へと向かった。
海岸沿いは、想像通りの大渋滞!茅ヶ崎から鎌倉まで、一時間はかかったが、逆に運転手の私はゆっくりと海岸見物できて、かえってありがたかったりもして。
それに、女同士って、ノンストップで会話できる達人だから、渋滞も結構楽しかったりする。
予約の時間より少し早めに到着した「0467」だが、
鎌倉市長谷3-8-17
tel:0467-24-8739
友のおかげでとても丁寧な対応をしてくださり、私たちもそれに応えるがごとく大食いした。
最初におこぜを食べた人は、勇気がいったろうに。
おこぜの泡盛蒸し
肉食系の私に、
あさりとたけのこのごはん
鎌倉野菜のサラダやひしこのフライ、デザートも完食で、お腹がふくよかになり中年女らしい体になった。
叔母と従姉妹も感激し、手と手を取り合って喜んでいたが、
叔母の、「気持ち悪い」の一言で、従姉妹、泣く。
従姉妹の愚息は、会社を突然辞めて、世界放浪の旅に出ていると嘆いては、泣く。
私たち親族は、泣き虫なんだ。
もうこの世にはいない母だけど、叔母や従姉妹と会うことで、母も一緒に楽しんでくれているような気がして、これを毎月の恒例とすることを約束した。
帰りは、嘘のように空いてて、第三京浜をすっ飛ばした。
母がいないのを、いまだ受け入れられない気持ちを、受け入れようと思う。