Crossroads

交差点的視点から

目の腫れ

先週末に映画を観に行った際に頂戴したティッシュは、私には足りなかった。

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周りを気にして号泣できず、挙句には鼻がつまって呼吸困難に陥ってしまった。

泣きすぎて目が腫れる、というのは何度も経験しているが、泣くのを我慢して目が腫れる、ということもあるのだということを初めて経験した。

水はけの悪い女になってしまったのかもしれないが。。。

不完全燃焼を晴らすために、DVDストックからこれを取り出した。

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「BLADES OF GLORY/俺たちフィギュアスケーター」

フィギュアスケートの男子ペアという設定だけでも笑えるが、ありえない衣装デザインとキテレツな技の演出で、深夜にひとり大爆笑。

同じ涙なら、笑い泣きの方が、やっぱり、良い。

同じ泣くなら、周りを気にせず思いっきり泣きたい。

ユニクロがジル・サンダーデザインの+Jを東京、パリ、ニューヨークと同時発信し業界トップ独走中の話題で持ちきりの中、ファッション写真の巨匠アーヴィング・ペン氏逝去を知った。

「俺たちの80年代」は確実に終わり、新しい価値観が台頭している今、泣くに泣けずに目が腫れる。

卒業

ずいぶん若い頃に観た(’69年作品だから、おそらくリバイバルで)時には、娘役のキャサリン・ロスに感情移入していたが、この年にもなると母親役のアン・バンクロフトの大人の女性の余裕と哀愁に共感できてしまう自分がいる。

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ダスティン・ホフマン主演(デビュー作)の青春映画の名作と謳われているこの作品だが、女性の立場で観ると、これは若者の苦悩を描いた青春映画でありながら、女性の老いに対する恐れ、そして若さへの嫉妬、という側面も描かれていて、同じ女性として、同じくらいの年齢の私たちには、かなり切ない物語として映るのだ。
卒業されてしまう年齢ってことで・・・

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同世代女性と、部屋で観る映画。

ファッション、インテリア、音楽、揺れる女心にいちいち反応できるシネマな居住空間。

こりゃ、ますます出不精になるな・・・

友情

「セックス・アンド・ザ・シティ」を観てきた。

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ドラマシリーズをDVDで観てきたSATCファンとしては、あの女性たちの友情と恋愛の歴史を、たった二時間に収めるのは少々ムリがあるなとは感じたけれど、裏返せば、うまくツボを押えつつコンパクトにまとめたいい作品だった、とも思う。

それでも、あれはTV画面サイズで部屋のソファにごろんと横になって、「わかる、わかる!」、と声に出して、時には大笑いし時には涙しながら観たいもの。

サマンサ・ジョーンズ。

立場や仕事内容が若干被ることもあって、一番感情移入しやすい役柄のサマンサ。

実際あんなに奔放に生きていたら、今頃とっくに仕事は失っていただろうけど、多くの女性が心の奥底にしまっている憧れの生き方かもしれない。

サマンサが年下のBFに言ったあのセリフが、すんなりと胸に染み入ったりもした。(映画を観ていない人のためにここでは書かない。)

日本じゃアラフォーあたりで女も終了的扱いを受けているが、実際40代は想像以上に厳しいぞ、みんな。

とっとと50歳になって、自分のための人生を奔放に生きたいと思う。

死ぬまで、文字通り、お転婆でいたいと思う。

そのためにも、女同士の本物の友情はマル必です。

ノーカントリー

原題 「NO COUNTRY FOR OLD MEN」
原作邦題 「血と暴力の国」

この映画の感想を述べるには限界がある。書く能力がない、と言ったほうが正しいのだが。

これを書き出すにも丸一日かかっている始末なのだ。

いまだ意識は1980年のテキサスからメキシコ国境あたりをうろうろしている。

とにかく理由がないのだ。感情がないのだ。ただそこには「血と暴力」があるだけなのだ。

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意識がさ迷ってるままにまかせ、髪を切りに行った。

昨夜から、ボブカットのあいつが頭から離れない、にまかせ、「ボブにしたい。」と心の中で描いていたのが伝わったのか、ツイギー松浦さん、「ボブにしましょう。」、と言うので、鳥肌が立った。

原作者コーマック・マッカーシー氏は、「私たちの理解を超えた国になってしまった」と保安官に語らせ、アメリカを憂いているのか、諦めているのか、それとも読む側、見る側に委ねたのか?

コインは「表か、裏か」

コーエン兄弟作品独特の暗く静かな恐怖がまとわりついて離れない夜。

フシギな夢を見た

とうに亡くなった祖父母が夢に現れた。

その場所は生まれ育った実家で、祖父母、両親、弟の家族全員が登場した。
なぜか祖父母が家を出て行く、と言う。
近くに引っ越すというではないか。

「おばあちゃん、出て行かなくていいのに!」

「朝早くそっと出て行くから心配しなくていいんだよ。」

「いやだ~!」

泣きながら目が覚めた。

そんな夢を見たのは、あの映画のせいなのだ。

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邦題「リトル・ダンサー」

イングランド北東部の破綻寸前の貧しき炭鉱町に、炭鉱労働者の父、兄、痴呆気味の祖母と暮らす、母を亡くしたばかりのビリー少年、11歳。

時代は80年代英国サッチャー政権。
炭鉱ストライキは国家の利益に背く行為とみなされ、貧しき人々をばっさり切り捨てていた暗い時代である。

親の目を盗んではバレエのレッスンを受け、どんどんバレエに魅了されていくビリーと、ビリーの素質を見抜いてレッスン代も取らずにレッスンに通わせる先生。

ロンドンのロイヤルバレエ学校のオーディションに行かせようとする先生と、貧しさゆえに猛烈に反対する父と兄。

「男はサッカー、ボクシング、レスリング。男がバレエなどしてはならない。」

だが、ある日、ビリーのダンスを目撃してしまった父は、「ビリーの夢をかなえてやるために。ビリーの才能を伸ばしてやりたい。俺たちにはないが、ビリーには未来がある。」と、スト破りをしてしまう。裏切り者となじられて。
そんな父の姿を見つけた兄が、父を止めに入り、二人で泣き崩れるシーンは、私まで一緒に男泣きしてしまった。

さらにロンドンへの旅費を捻出するために、亡き妻の形見を質屋に入れる父。

そうやってオーディションを受けにロンドンへ向かう車中で、

「ロンドンってどんなところ?」

「知らない。ロンドンには行く必要はない。」

「国の首都だよ。父さんは、炭鉱のことしか頭にないの?」

オーディションで面接の「踊っているときはどんな気持ちが?」の問いには、

「踊りだすと、何もかも忘れて、消えます、鳥のように、飛んでるような、電気のように・・・」

合否の郵便の知らせが届き、ビリーの帰宅を待つ家族。

その通知の結果を見るために一人部屋にこもってしまうビリー。

待つ家族。

こもるビリー。

待ちきれない家族。

「受かった」

と、同時に組合が譲歩しストは終わった。

未来に向かってロンドンへ旅立つビリーと見送る家族。

貧しき炭鉱町の人々すべての夢がビリーの未来に託されていく。

T-レックス、THE CLASH、THE JAMのUKロックの最後に響く「白鳥の湖」で号泣です。

大好きだったおばあちゃんと夢で再会できた朝。
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