舞台は1962年、ボルチモアのTV番組「コーニー・コリンズ・ショー」で踊ることを夢見るおチビでおデブな女の子が、おデブな母親、黒人たちと最後に勝ち取ったものとは。。。
’60年代初頭、私が生まれた頃、アメリカは人種差別が色濃く残る時代だったんですよね。
去年観た映画「ドリームガールズ」の舞台もその時代を背景に、黒人女性コーラスグループの悲哀と自立を描いた素晴らしい映画でしたが、この「ヘアスプレー」はおチビでおデブな女の子という白人マイノリティ側から時代を描いたもの。
あのジョン・トラボルタが特殊メイクで母親役で登場したり、人種差別を笑い飛ばせるこんなハッピーなミュージカル映画を作れるアメリカって、やっぱ懐が深いな~、としみじみ思いましたねえ。
ひきこもりの母親が娘の活躍に後押しされ、ママが生まれた’30年代じゃないのよ、時代は変化したの、過去は忘れて前へ進もう、には、じ~んと来ちゃいましたねえ。
あなたが生まれた’60年代じゃないのよ、時代は大きく変化したの!
インターネットが当たり前の時代なのよ!
行け行け、私!
でも、やっぱり’60年代が懐かしい。。。